人間を54年もやっていると、どうも事なかれ主義に陥りたがる。
そもそも、面倒なのだ、本当は。 尖れば、ぶつかる。ぶつかれば、議論せにゃならん。多少のことは目をつむり、見なかったこと、聞こえなかった事にする方が楽だ。 わしゃ、ごろ寝が好きなのさ。
ふと、蘇ったことば。
「老人性秩序維持症に侵された一切の文化に混沌をもって対峙せよ」
たしか1978年。世の中はすったもんだしていた時だ。
何かのおりに、自分で発したのだ。確かに。
「そういうのを老人性秩序維持症というんだ!!」
いま再び、時代は混沌の時を迎えている。
アラブ世界の民主化の嵐。殆ど報道されることはなかったが、フランスの7月ゼネスト。中国でも、あっちでもこっちでも、日本でも、久しぶりに大衆的な「デモ」までが行われた。 価値観が変わろうとしているのか。
そうしたどれもに通底するもの。報道機関など既存の組織を介在させない個人レベルの情報発信の力だ。良きにつけ悪しきにつけ、インターネットの存在が他の時代と異なっているのだ。
こんな時に老人やっているわけにはいかんだろう。
格好よく生きたいじゃないか。