「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第三部:ウェブコンテンツ(JIS X8341-3)」は2004年制定され、見直しサイクルにそって5年後の2010年8月20日に改訂されました。

 

この規格は、主に高齢者や障害者及び一時的な障害のある人が、ウェブコンテンツを利用する際のアクセシビリティを確保し、それを向上さ せるために、ウェブコンテンツの企画、設計、開発、制作、保守及び運用にわたってウェブコンテンツの提供者及び制作者が配慮しなければならない事項につい て規定するものです。

 

視覚にハンディがある人の全てが点字を理解するわけではない、あるいは聴覚にハンディのある人が音声言語が元になっている日本語をただ ちに第一母国語として理解するわけではない(手話がネイティブ言語であり、日本語はその後に習うため)現状を考慮するとき、等級AAAの準拠、ホームペー ジの動画化──全ての動画に手話通訳をいれること──は早急に実現しなければならない課題だと思われます。

等級A及びAAは、特に行政機関・公共機関では遵守すべき基準として重視されています。

 

一般原則

アクセシビリティを確保・向上するためにすべてのWebコンテンツが守らなければならない一般的原則として、基本方針や基本的要件を掲げています。


基本的要件として
「視覚による情報入手が不自由な状態であってもWebコンテンツを操作・利用できる」
「特定の身体部位のみを想定した入力方法に限定せず、多様な身体部位でWebコンテンツを操作・利用できる」

など4項目を挙げているほか、さらに推奨要件として
「情報通信機器やWebブラウザの利用・操作に不慣れな利用者でもWebコンテンツを操作・利用できるよう配慮することが望ましい」など4項目を挙げている。

 

個別要件

 個別の要件としては、

「Webコンテンツに関連する技術の規格及び仕様に則り、かつそれらの文法に従って作成しなければならない」

「Webコンテンツにはアクセス可能なオブジェクトを使うことが望ましい」などを規定。

このほか、スタイルシートの使用も推奨。また、表組みの要素をレイアウトに用いないことや、フレームを必要以上に用いないことを推奨しています。

 

達成等級・基準

ウェブアクセシビリティ配慮に3段階のレベル(「達成等級」と呼ばれる)が設けられます。最も優先すべき配慮がAとなっており、その上位のレベルとしてAA、さらに上位のレベルとしてAAAが用意されています。

デルタネットデザインでは等級Aに準拠し、等級AAに一部準拠または配慮したサイト設計を御提案。本ホームページでも、一部(デルタネット実験室・ムービーギャラリーページなど)を除いて準拠するように取り組んでいます。

また、手話通訳を入れた動画など等級AAA準拠すべく研究を重ねています。

 

等級:A

7.1.1.1 非テキストコンテンツに関する達成基準

7.1.2.1 収録済みの音声しか含まないメディア及び収録済みの映像しか含まないメディアに関する達成基準

7.1.2.2 収録済みの音声コンテンツのキャプションに関する達成基準

7.1.2.3 収録済みの映像コンテンツの代替コンテンツ又は音声ガイドに関する達成基準

7.1.3.1 情報及び関係性に関する達成基準

7.1.3.2 意味のある順序に関する達成基準

7.1.3.3 感覚的な特徴に関する達成基準

7.1.4.1 色の使用に関する達成基準

7.1.4.2 音声制御に関する達成基準

7.2.1.1 キーボード操作に関する達成基準

7.2.1.2 フォーカス移動に関する達成基準

7.2.2.1 調整可能な制限時間に関する達成基準

7.2.2.2 一時停止,停止及び非表示に関する達成基準

7.2.3.1 3回のせん(閃)光又はいき(閾)値以下に関する達成基準

7.2.4.1 ブロックスキップに関する達成基準

7.2.4.2 ページタイトルに関する達成基準

7.2.4.3 フォーカス順序に関する達成基準

7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準

7.3.1.1 ページの言語に関する達成基準

7.3.2.1 オンフォーカスに関する達成基準

7.3.2.2 ユーザインタフェースコンポーネントによる状況の変化に関する達成基準

7.3.3.1 入力エラー箇所の特定に関する達成基準

7.3.3.2 ラベル又は説明文に関する達成基準

7.4.1.1 構文解析に関する達成基準

7.4.1.2 プログラムが解釈可能な識別名,役割及び設定可能な値に関する達成基準

等級:AA

7.1.4.3 最低限のコントラストに関する達成基準

7.1.4.4 テキストのサイズ変更に関する達成基準

7.2.4.5 複数の到達手段に関する達成基準

7.2.4.6 見出し及びラベルに関する達成基準

7.3.2.3 一貫したナビゲーションに関する達成基準